1.制気口(製品)に関する用語
| アネモ、アネモスタット | 同心円のコーンが2〜4枚セットされたシーリングディフューザーの代表的な形状で、米国アネモスタット社の製品が元祖なので、アネモ商品名で親しまれている。 |
| SED | 風量調節及び整流機構 |
| オート形 | 気流風向又は気流速度を温風冷風時に変える吹出口で電気式、自力式がある。 |
| カームライン | 穏やかな風・静かなと言う意味のライン形である。(商品名) |
| ガラリ | ルーバーとも呼ばれ通風口の意味で排気・給気に使用される。 |
| グリル | 格子、一般には角形の吹出口、吸込口のフェース部分を指す。 |
| コーン | C2、E2形の吹出口表面の羽根。 |
| シーリングディフューザー | 天井面に取付ける吹出口でC2、E2形が代表的な吹出口である。 |
| 遮光グリル | 外部から光を反射させ、室内に入らないようにしたグリル。 |
| 吸込口 | 室内空気を吸い込むグリルを吸込口という。 |
| スリット | 細長い切り口の意味。代表的な製品はGVS・GHSである。 |
| スロットノズル | 細長い溝(ライン状)の吹出口。 |
| ディフューザー | 空気を拡散させる装置又は器具。 |
| ドアグリル | 室内のドアに取付け、部屋の換気をする器具。 |
| 不透視スリット | スリットで表面から中が見えない形状をもったもの。 主に吸込みに使用。 |
| ノズル | 筒状の吹出口。 |
| 吹出口 | 室内に空気を吹き出す器具。 |
| ブリーズライン | 微風・そよ風という意味で、帯状気流の代表的な吹出口で気流方向が変えられる。(商品名) |
| ユニバーサルグリル | 自在性のあるグリルで可動ベーンを有するもの。 |
| ユニバーサルレジスター | ユニバーサルグリルに風量調節装置が付いた器具。 |
| ライン形 | 線状(細長い)の器具。 |
| ルーバー | 通風口。 |
| レジスター | 通風調整装置。 |
2.空調に関する用語
| アンダーフロア空調又は床空調 | 床面から吹出す空調方式でダクトタイプ、ダクトレスタイプ(ファン方式)加圧タイプがある。床吹出口から供給された空気流は、床面に垂直な自由噴流及び吹出方向を軸にした旋回流により、居住域でのみ室内空気の混合を生じさせる。 |
| アンビエント空調 | 一次空調とも呼ばれ、室内全体を均一な温冷環境に制御する。従来の室内均一制御空調の設定温度より夏は高めに、冬は低めに設定される。 |
| 局所空調又はスポット空調 | 人又は場所を局所的に空調すること。 |
| 氷蓄熱空調又は低温冷風空調 | 深夜電力で氷を作り、それを昼間の空調に利用するシステム。大温度差によりダクト径・風量・ファンを小さくすることができる反面結露が問題とされる。 |
| タスク空調 | 各人ごとにその近傍の温冷環境を好みの条件に造成するもので、二次空調とも呼ばれる。 |
| ディスプレースメント空調及び置換空調 | 低風速で吹出し発熱負荷とともに一次空気は上昇し、すみやかに吸込口より排出する。 |
| パーソナル空調 | 居住者が個々の温熱環境下で、好み、状況に応じて温熱のコントロールができるシステム。 |
3.技術に関する用語
| アスペクト比 | 縦横比、長方形の吹出口でその長辺と短辺の比をいう。 |
| アルキメデス数 | 浮力と慣性力の比、Ar: βg△tD/V02 |
| インテリアゾーン | 事務所を大別するとインテリアゾーンとペリメーターゾーンとに分類され、インテリアゾーンは執務等で常に居住者がいる場所を示す。 |
| エアーカーテン | 外部負荷の侵入を防いだり、室内の空調空気の流出を防ぐのを目的としたもの。 |
| エアーシャワー | 部屋の清浄度を保つ為に、前室にて人間の着衣等に付着しているゴミ、塵埃等を高風速で吹き払うのを目的としている。 |
| ADPI | air distribution performance index 空気拡散性能係数と呼ばれ居住域内の多数の点が快適域にある体積の割合。 |
| SPL | sound pressure level 音圧レベルと言い、音圧レベルによって音の強弱を比較する。 |
| NR値 | noise rating curves 周波数分析器で測定されたオクターブバンドレベルをNR曲線に表示したとき、そのスペクトルの示す最大のNR値をもって、その騒音のNR値とする。 |
| NC値 | noise criterion curves。 各オクターブバンドレベルを表示したとき、スペクトルの示す最大のNC値をもってその騒音のNC値とする。 |
| 拡散半径(輻流吹出口) | 吹出口から一次空気が室内に吹き出された時の残風速0.5m/sのところでの気流の吹出口中心からの水平距離を示す。 |
| 気体熱膨張率 | β≒1/300≒0.0034 (1/273+20℃) |
| 居住域 | 床上1.5mの空間を意味する。 |
| 気流下降 | 非等温吹出し(冷風吹出し)の場合、周囲温度との温度差により吹出気流が下降すること。 |
| 気流上昇 | 非等温吹出し(温風吹出し)の場合、周囲温度との温度差により吹出気流が上昇すること。 |
| 結露 | 吹出口表面に水滴が付着する現象。 |
| コールドドラフト | 冬期では、吹出した温風が天井面に滞留し、一次空気でカバーできない部分より冷気や隙間より侵入する冷気が居住区域に流れ込むことをいう。夏期では吹出した冷風が温かい空気との温度差により、冷気流が床面に滞留しやすくなる現象。 |
| 残風速 | 吹出気流の風速は吹出口から離れるに従い減速する。残風速はある到達点での気流最大速度をいう。(一般的に残風速は0.5m/s又は0.25m/sで評価する。) |
| 室定数 | 吹出口1台が部屋の全表面積に対する割合。 Rで表す。 R=S・α/1−α S:室内全表面積(㎡) α:平均吸音率 |
| 縮流 | 吹出口から出た気流が吹出し直後に一旦収束すること。 |
| 縮流係数 | 縮流部の有効断面積/吹出口100%との面積比。 |
| ショートサーキット | 吹出口から吹出された気流が吸込口に直行(吸い込まれる)してしまう現象。 |
| スロー定数 | 吹出口定数のことで一次域の距離を示す。吹出口の種類により異なり実験から求める。 |
| 静圧・動圧・全圧 | ダクト内の空気の流れではP1+ρV12/2=P2+ρV22/2となり一般にP+ρV2/2=一定と表せる。この時のPを静圧、(ρ/2)V2を動圧といい、静圧と動圧の和を全圧という。 |
| 抵抗係数 | 圧力損失を実験から求め、抵抗係数ζを算出する。 |
| 等価直径 | 矩形や真円でない面積を真円の径に直した直径を表す。 |
| 発生騒音 | 人によって聞きたくない音はすべて騒音である。制気口から発生する音。 |
| PMV | predicted mean vote |
| 予想温冷感指標で不快の程度を数値化するために開発されたPMVは、人の着衣量(CLO値)、人の作業量・蒸気圧・平均輻射温度・風速により決定される。 | |
| PWL | acoustic power level |
| パワーレベル(音響出力) | |
| PPD | predicted percentage disatisfied |
| ある環境下でどれだけの割合の人々が不快感を持つか、予想不快パーセンテージをいう。 | |
| フリーエリア | 有効開口率(実開口率) |
| ペリメーターゾーン | 外気の影響を受けやすい窓や外壁隣の場所をいう。 |
4.施工に関する用語
| M5 | メートルネジのこと。M5とは直径が5mmのもの。 |
| Tバー | システム天井用の部材。この部材に天井材、照明、制気口等を取り付ける。 |
| グリッドシステム天井 | 天井にTバーを格子状に組み、制気口・照明器具・天井ボードを乗せる工法。天井ボードが開閉できるので、メンテナンスが容易で新たに点検口を設ける必要が無く、意匠的にも優れている。制気口、照明器具の移設・増設が容易に出来、自由にパーテーションを設置することが出来る。 |
| システム天井 | 天井にTバーを取付け、それに制気口、照明等の器具を上から乗せるようにして取り付ける。レイアウト変更が安易であり、天井がすっきりとなる。 |
| 植毛 | 制気口の結露を防ぐ目的で樹脂の毛(パイル)で器具を覆う。 |
| ダクト | 風を送る為の通路。風道。 |
| チャンバー | 制気口を取り付けたり、気流を整流したり、消音、分岐を目的とした箱のこと。 |
| 二重床 | スラブと床面との間に隙間を設け、配線など床下に収納するようにしたもの。空調用のダクトレスの床チャンバーとしても使用される。 |
| ネック | 制気口にダクトを接続する際に必要な接続部。 |
| ビス | 吹出口を取り付ける際に使用するネジ。一般的にはM5を使用する。 |
| ブラケット | 制気口を取り付ける金具。俗称ネコとも言う。 |
| フレーム・ケース(取付枠) | 制気口とダクトを取り付ける際に必要な枠のこと。一般的には枠を取り付けてから制気口を取り付ける。 |
5.材料に関する用語
| 亜鉛合金 | 亜鉛Znとその他の金属との合金。耐腐蝕性が高い。Al,Cu,Mgを含むダイカスト用(JIS H 2201)が代表的である。 |
| アルミ材 | アルミニウム合金材料のことをいい、制気口は板材又は形材で製作されている。比重が鉄鋼材の約1/3と軽いことが特徴である。 |
| 塩ビ樹脂 | 塩化ビニルの重合体であり、ポリ塩化ビニル(略称 PVC)が正式名称。耐水性、耐薬品性、電気絶縁性などに優れている。 |
| 鋼板 | 主に炭素だけを合金元素(含有率2%以下)とした炭素鋼を圧延して板状にしたもの。一般に電気亜鉛メッキが施された冷間圧延軟鋼板または鋼帯であるSECC(JIS G 3141)が用いられる。 |
| ステンレス | さび(stain)の少ない鋼の意味で、特に耐食性が優れた特殊鋼の総称。制気口、ガラリやフードなどは一般にSUS304で製作される。 |
| 木材 | 結露対策や意匠上で使用される。木材としては檜(ヒノキ)、杉、スプルスなどの木材が一般に使用される。 |
6.仕上に関する用語する用語
| アクリル系塗料 | アクリル系ビニルモノマーを共重合してえられるアクリル樹脂を樹脂成分とする塗料。透明性、光沢、耐候性、耐薬品性に優れている。 |
| アルキド系塗料 | ポリエステル樹脂(フタル酸樹脂)を骨格しとした油脂(脂肪酸)で変成したアルキド樹脂を樹脂成分とする塗料。一般に付着性、硬さと柔軟性、耐水性などに優れる。 |
| エポキシ系塗料 | 反応性のエポキシ基を含有する樹脂(エポキシ樹脂)を樹脂成分とする塗料の総称。機械的特性、付着性などに優れているが、耐候性には劣る傾向がある。 |
| 塩ビ系塗料 | 塩化ビニルを主モノマーとして重合して得られる塩化ビニル樹脂を用いた塗料。柔軟性(耐衝撃性)、耐水性、耐薬品性に優れている。 |
| カチオン電着塗装 | 被塗物を陰極とし、塗膜成分を負に荷電させて行うが、この場合塗料浴中へ金属イオンが溶け出さないため特に防食性に優れていて、完全な焼付をすることができる。 |
| 電解(陽極酸化) | 金属材料を適当な電解質溶液中に浸漬し、これを陽極として電解(電気分解)し、表面にその金属の酸化物被膜を生成すること。アルミニウムまたはその合金に典型的な表面処理であり、アルマイト加工の名で知られている。 |
| 塗装 | 表面に塗料を塗り広げて塗膜を形成し、被塗装物を保護するとともに被塗装物に美観を付与すること。 |
| 粉体塗装 | 物体の表面に粉体状の塗料を吹付け、物体の表面に付着させ加熱によって一様な被膜を形成させること。液体型塗料に比べ、高性能な塗膜を得ることができる。 |
| ヘアライン(H.L.) | 梳き揃えられた髪の毛の外観にたとえて、ヘアラインという。SUS鋼材によく施される。 |
| めっき | 金属の表面に、他の金属の薄い層を形成すること。一般鋼材では亜鉛めっき、クロムめっきが代表的である。 |
| メラミン系塗料 | メラミンを主原料とするメラミン樹脂を硬化剤成分として含む塗料。水酸基含有のアクリル樹脂、ポリエステル樹脂などに混合して用いられる。焼付して形成される塗膜は強く、耐薬品性、耐候性にも優れている。 |
7.付属品に関する用語
| グラスウール | ガラスをごく細い繊維状にしたもので、ガラス繊維ともいう。強度とともに耐熱性を有し、保温材や消音材に用いられる。 |
| フィルター | 空気中の塵埃、微粒子を有機または無機繊維からなるろ材で補集し、室内へ供給する空気を清浄にするもの。制気口にはパネル形に形成したフィルターが使用される。 |
| フェルト | 細繊維を三次元的に互いに絡み合うようにして押し固めたもの。繊維を糸にして織成した織布に対して、不織布ともいう。結露対策で制気口の内張りに使用される。 |
| 保温材 | 保温に用いる熱伝導率の小さい耐久性のある物質の総称。 |